このレビューはネタバレを含みます
素直に観ればデニーロは子供が幸せに暮らしているのであれば私生活に干渉しすぎない良い親だけど、ひねくれた私からはこの父親は成人した子供たちと向き合おうとしてないように思えた。「親の目には子供はいつまでも子供だ」と言うのはさも温かいメッセージのようだけど、子供時代の自分じゃなくて成人した今の自分を親に見られたい私には合わない映画だった。
デニーロファンにはたまらない映画だろうけど、ロックウェル目当てで観た私は場違いな気まずさを感じた…動機が不純な私が悪いんだが。しかし、ビール腹でヨレヨレのおっさんウェルが常識人で、新鮮な感じ。