走る屍さんの映画レビュー・感想・評価

走る屍

走る屍

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.2

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ゴジラがちいちゃいおててを突き出して、背筋ビシッと据わった目であんよしたり、水の中で犬かきしたり立ち泳ぎしてる姿が可愛くて見えてくる。シンゴジラが神々しい怪獣なら、こっちのゴジラは遊んで欲しい赤ちゃん>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.3

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和風怪談、昭和テイスト、閉鎖的で気味の悪い村落…まさに好みのドンピシャ要素を詰め込まれて、思った以上に暗くて恐ろしくて切ない話だった。孤村×邪悪な一族で横溝正史の息がかかっているかのようだ。作画も雰囲>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

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明らかに腐女子を狩りにきてる。分かっているけど、ご馳走様でした。

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

2.5

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ザ·ジャパニーズアニメ。こそばゆすぎて、目を細めながら観た。

黒い家(1999年製作の映画)

3.0

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大竹しのぶの怪演はトラウマレベル。
意味不明なカメラワークや音響で気分が悪くなり、観終わってから悪夢に苛まれた。

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

4.0

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脈略のなさ、抽象的な映像、シュールで理不尽な世界観は不思議の国のアリスを彷彿させた。美少女のゴシックでエロティックな夢を覗いてるような、耽美的で幻想的な雰囲気が大好物でした。

blue(2001年製作の映画)

3.2

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市川実日子と小西真奈美を組み合わせたことに感謝。ミステリアスで淡くて儚い雰囲気がいい化学反応を起こしてた。未明の海辺の自販機だったり、手を繋いで走る姿だったり、青くてaestheticだった。
ただ、
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天気の子(2019年製作の映画)

2.4

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異常気象の原因など解明されてない謎が色々残ってるけど、今作の最大の謎はラストで主人公がどの面下げての「僕たちはきっと、大丈夫だ」なのかだ。自らの選択で世界を水浸しにしておきながら、すきぴがそばにいる、>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

3.0

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もっとクレイジーでありながらハードボイルドなダークヒーローものと思ってたけど、中々Fワードが飛び交う卑俗で悪ノリな映画だった。
ケルト音楽でのオープニングやスタイリッシュな映像はポイント高かったけれど
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ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.1

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映画自体はチープだけど、風刺が中々効いてるしコンセプトも面白い。今なら白熱しそうな題材だが、コメディに振り切ってるから気軽に観れる。

余命10年(2022年製作の映画)

3.0

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映像や音楽が綺麗だけど、心に響いてこなかったのはメインである恋愛パートが弱いから。
和人は茉莉に病気があると知った上で何の病気か自分から特に知ろうとも調べようともせず、ただ二人で楽しい時間を共有してい
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紅き大魚の伝説(2016年製作の映画)

2.9

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世界観、設定、音楽はとてもいいが、作画と台詞が幼くて、物語の運び方がイマイチで人物もあまり深堀されてなくて残念。ジブリへのオマージュがややパクリの域に入ってるんじゃないかとも思うが、中国アニメにはもっ>>続きを読む

みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

3.4

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古典的な絵画のような映画。逃避行は確かにロマンティックだし、暖かい自然光に照らされた風景と美少女が唯美的で、愛が一番盛り上がって美しい瞬間で散るのは儚い。けど、愛で食っていけるわけないし、目先の快楽や>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

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人間の定義やレプリカントの悲哀を、圧倒的な美しい映像と音響で叙情的に詩的に包み込んで、ディストピアの雰囲気に深く耽溺させられる。色彩の使い方が印象的。

横道世之介(2013年製作の映画)

3.8

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どこまでも普通の人の「普通」の青春。懐かしくて暖かい気持ちになる。そして、吉高由里子が可愛すぎる。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.2

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のんの空気感全開のお伽話。中盤からテンションに疲れてくる。

Red(2020年製作の映画)

2.4

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雪景色の中のドライブや音楽、憂いを帯びた妻夫木が耽美的な雰囲気を醸し出してるから危うく騙されそうになったけど、こんなんただの主婦の淫夢やん。再会した男からいきなり強引にディープキスされるってどんな世界>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

1.0

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最高にイカしてて、クールすぎて脳天撃ち抜かれた(大嘘)最後まで見終わった自分を褒めたい。想像を絶した。穴があれば入りたくなるような、そんな映画だった。

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

-

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小松菜奈が可愛い。映画はつまらんけど、小松菜奈がいい。アンニュイな厭世顔なのに、無邪気な笑顔が可愛い。小松菜奈がいるだけで映像がオシャレになる。ただそれだけが取り柄な映画。映画ではなくてMVとして撮っ>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.6

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予告編で慈父と娘の愛と確執の優しい感動ものかと思ったが、完全に見当違いだった…アンソニーホプキンスの憑依されたような演技に引っ張られて不安や恐怖を感じながら、最後の「葉っぱはすべて落ちてしまった」とい>>続きを読む

つぐない(2007年製作の映画)

4.6

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文学性が高いストーリーをタイプライターの音や絵画のような美しい映像等で巧みに映画に落とし込んで、観終わった後でも余韻に浸れるBE美学。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

2.0

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ティザービジュアルみた時、不思議な世界の百合系だと思った。いつまでも情報解禁されないから本当に幻だと思ったのに、あのワクワクを返してほしい。アリスとテレスって結局誰だよ。私は何を見せられてるんだよ。恋>>続きを読む

#マンホール(2023年製作の映画)

1.5

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SNSの闇を皮肉ってスパイスを入れたつもりかもしれないが、全体的に設定がガバガバすぎて穴だらけだ、マンホールだけに。同情のしようのない主人公を応援する気にもなれないし、それゆえに緊張感に欠けてイマイチ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

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再観。世界観も映像も壮大すぎて、観るのに意気込みが必要…

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.0

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終末感があってハラハラしたけど、オチが弱くて尻すぼみ。

バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.0

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西部開拓時代の浪漫、荒唐無稽、凄涼があり、重量が異なる死があり、コーエン兄弟調のブラックでコミカルな寓話集って感じで好みだった。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.8

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大好きなムーンライズキングダムと、大嫌いなフレンチ・ディスパッチを交互に彷彿させて何だか切なくなった。可愛い色使いと構図、変てこな登場人物の癖の強い行動、回りくどい寒いジョーク、薄すぎて頭にも入ってこ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

監督が私情を持ち込みすぎて、盛り込まれたメッセージを無視してエンタメとしてだけで観ることは出来ない。
女性が強くあるべき!独立すべき!と声高く提唱され、男性の眼差しを体現化したような王道バービーが逆に
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