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みんな元気のcalinkolincaのネタバレレビュー・内容・結末

みんな元気(2009年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

急に里帰りできなくなったこどもたちを、それならばと自分から訪ねることにしたデ・ニーロ父さん。
こどもたち、お父さんの目には最初は幼少の頃の姿で目に飛び込んでくる。彼らが大人になってもお父さんには彼らはずっと子どものまま。
みんないろんなことと闘いながらいまを生きるおとなだもの、うまくいかないことだらけだったり理想どおりの道に進んでなくたって当たり前。
いま。笑顔で目の前に座っていてくれること、それだけでうれしい。病気やトラブルに巻き込まれているものもなく「みんな元気」。
それがいちばんのしあわせだと気づくまでの、お父さん自分みつめなおしの旅。
お母さんとデイヴィットの死がこのファミリーに教えてくれたこと。
ジャケットからコメディタッチかと思いきや、かなり身につまされる、せつない後味のおはなし。いい映画でした。
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