ほしの

イワン雷帝のほしののレビュー・感想・評価

イワン雷帝(1944年製作の映画)
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クローズアップで映される顔、その目の動きが印象的だった。衣装がかっこよかった。

第1部の最後の方の、イワンの顔のクローズアップと民衆のロングショットのやつが観られた。めちゃスゲーと思った。

第2部はほとんど寝てしまった。もったいなかったけど、映画観ながらまどろむことは、とても贅沢なことなんだ!と開きなおって睡魔に抗うことをあきらめた。

京都文化博物館でみたけど、イスが狭くて、長尺はキツかった。講演、ドキュメンタリー、質疑応答も含めて6時間以上あって、その間、飲み食いできないってのは、もう無理かも。体力がもたない。

ドキュメンタリーで第1部に当初入れる予定だった、イワンが子供の頃の話が見られてラッキーだった。歌舞伎→より目をする役者→人間は怒りなど感情に負荷がかかると目に現れる→目の動き。というエイゼンシュテインの観察と調査に驚く。眼球の動きについて、医学書を開き調べる、動物園でトラなどの目の動きも調べるなど、追究の姿勢がすごい。あと、大阪万博で、専用メガネをつけなくても観られるスクリーンが披露されていたらしい(そのスクリーンは厚みのあるレンズの複数枚からできていてすごく高価。そこに二台のカメラから映写するらしい)。エイゼンシュテインの眼球への注目が個人的には1番の収穫だった。

エイゼンシュテインが、歌舞伎役者になぜより目をするのか聞くと、役者の答えはそう言われるから。そこで目を調べるエイゼンシュテイン。 このエピソードが何度か披露されていた。推して知るべしってこと?
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