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少林寺列伝のXXXXXのレビュー・感想・評価

少林寺列伝(1976年製作の映画)
3.9
入門できなきゃ帰れま10!!
少林寺映画の元祖と言える作品。
アレクサンダー・フー・シェン、ティ・ロン、デビッド・チャン主演。

序盤、少林寺への入門を目論む若者たち。
何日もセルフ断食して、門の前でひたすら正座させられる。
我慢出来ずタライに入った白米を食べたり、地べたに撒き散らかされた水を飲もうとした奴は、強制帰宅!

そもそも入門する前からスーパーブラックな少林寺の修行です。笑
その後、若者たちの少林寺での修行が始まります。

方世玉や洪熙官と言った実在の人物が主役です。後年ジェット・リーにより、マルチバース的転回で映画化されます。
そんな、彼ら少林英雄や少林五組たちが力を合わせて、悪と戦う物語。

アレクサンダー・フー・シェンは、ジャッキー・チェンがブレイク前に、ショーブラザーズのスターで、活躍が期待されていたものの、若くして事故死した伝説のヒーロー。
『男たちの挽歌』の若きティ・ロンのお姿も!

監督のチャン・ツェは、香港のサム・ペキンパーと言えるべく、暴力の美学に拘った、武侠映画の巨匠です。ジョン・ウーは元々彼の助監督を務めてました。

『少林寺木人拳』のルーツと言うべき、木人人形なども出てきて、かなり革新的なカンフー映画です。木人のシーンはジャッキーのより、よほど迫力あり!

軽功という技で30kgも重りつけてるのに、軽々と飛躍できる脅威の技がスゲエ。
五獣の拳なども登場して、カンフー映画の全てのオリジンの様に感じました。

今見ると、古臭く感じるところはあるにせよ、ブルース・リー逝去後の混乱の香港映画に一筋の希望を与えた元祖少林寺映画!

そして、この後すぐに新たな龍が、混迷の香港映画界を制する。その名は成龍ことジャッキー・チェン!!
『燃えよドラゴン』から始まった、香港功夫映画日本上陸50周年にあたる今年!!
ジャッキー映画悲願の新作を劇場にて見たいものです!!
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