ひと昔前にテレ東の深夜映画枠で放送されていたのが初見で、近年に日本語字幕版VHS/北米版DVDで鑑賞。60年代に『脱線パトカー54』として日本でも放映された米シットコムTV番組『Car 54, Where Are You? 』の1991年現代リメイク版映画。日本ではビデオスルーだったが本国ではTV映画ではなく劇場公開(制作会社オライオン・ピクチャーズ経営難により1994年公開)されたものの、現在リリースされている北米版DVDやネット映像なども画面比率は4:3サイズなのが気になる。テレ東放映で観た記憶では、ヒップホップ調の劇伴がやたらカッコよく、主役警官コンビのひとりガンサー・トゥーディのキャラクターが濃くて印象深く、さらにラッパーのトーン・ロックがカメオ出演していたのもあって気に入り、日本版DVD化をずっと待っていたが出ていない。ガンサー役のデビッド・ヨハンセンは、よく知らないのでググったら本業ミュージシャンの方で、今年(2025年)の2月にお亡くなりになったそう。俳優として、饒舌ダミ声でユニークなガンサーのキャラクターがとても魅力的だったが、映画にはそんなに出演していないのが非常に惜しい。ファンキーでノリのいいBGMの要因は、音楽担当のひとり(もう一人はよく知らない)に元ファンカデリックのバーニー・ウォーレルが携わっていたからで、CAR54メインテーマのRAPアレンジや陽気なラテン曲などサントラ楽曲が多いのに、(おそらく経営難により)サントラ盤がリリースされなかったのが非常に残念。本編内容的には、ドタバタ系コメディのバカ映画で、逐一アホくさいギャグ描写が満載。トーン・ロックはなぜか馬車タクシーの運転手役でクレジットの役名では「ハンサムなタクシードライバー」というアホさ加減。アンダーソン署長役の黒人俳優ニプシー・ラッセルやレオ・シュナウザー巡査役のアル・ルイスは60年代TV版より引き続いて同じ役を演じていたらしい。リメイクだけど『脱線パトカー54』ではない直訳邦題は、まぁ悪くない。