きねまっきい

終の信託のきねまっきいのレビュー・感想・評価

終の信託(2012年製作の映画)
2.0
段取り下手の美人ヤブ医者に終を信託した役所が融通の利かない(そうあるべきだ)お役所に死んでから叱られる、ぶ厚そうに見えて薄い話し。

周防は嫁にこう殺されれば良いが、同じ役所の失楽園の死の方が気持ちE。

濡れ場は愉しんだ。

プロが面倒な手続から逃げると罪に成る、恋愛感情が絡むと女は手続を怠りがち、という手続論の映画か。

前半の尊厳死論と後半の手続論の間に観客を留まらせるのが狙いなら成功作だが、そういう映画を観たいと私は思わない。