終の信託の作品情報・感想・評価

「終の信託」に投稿された感想・評価

安楽死....難しい問題ですね。自分もそうありたいと思うけど、解釈は様々。
改めて考えさせられました。
緑雨

緑雨の感想・評価

3.0
重い。テーマも画面も重いが、やたらとセリフが多くすべてが「説明」されていくのが重たい。見応えはあるが、映画として評価する側面があまり見つからない。
検察の恐ろしさを表現するという点では真に迫っている。大沢たかおだけでなく、受付のおっさんの官僚的な嫌らしさだとか。前作に続き、周防正行の司法に対する憎悪は凄まじい。

このレビューはネタバレを含みます

 病気に苦しむ人を苦痛を承知で生かすべきなのか、それとも楽にしてあげるべきなのか? という深い問題を描いていますが。

 いかんせん、盛り上がりに欠ける展開ですし。人物に動きもすくなく、ずっと同じ調子なのでぼーっとしたままの時間が過ぎていきました。

 登場人物がみんな説明しかしないのが問題で、医者と患者の会話なら今の病気について延々と語り治療薬について延々と語る。確かに知らない世界を知ることができて興味はありますが。それが面白いに直結しないんだと勉強になる映画でした。

 主人公が恋人との関係に悩むことが、病気に苦しむ患者さんの尊厳死に何の関係があるのかもわかりづらかったですし。

 中盤からは、検事さんにひたすら罵声を浴びせられる展開で場所も狭い室内のみなので見てて退屈でした。

 今、こういう状況でこうなってるからこうするんだというのを全部喋られても見ていて面白さを感じることはないのだと勉強になる映画だったと思います。
たぼ

たぼの感想・評価

3.5
本作は川崎協同病院事件がベースで、いわゆる長期間病に苦しむ患者の尊厳死、安楽死がテーマとなっている。

しかしながら、論点にあたっては死人に口なしという言葉があるようにこの辺りはグレーゾーンで、判断が非常に難しい。
私は、時と場合によっては死ぬこと、逝くことが幸福な場合があると思う人間なのでこの医師の取った決断には賛成なのだがどうも一般定義での医者という職業は、あくまでも“生かす”ということが最優先事項らしい。
患者がどんなに苦しみのたうち回ろうが、生かす為の努力をしなければならないのだと。

本当の“幸福”とは一体何なのか、色々考えさせられる作品であった。
okyk

okykの感想・評価

3.0
重いなぁ・・・
いまいち入り込めなかった感は否めません
患者が亡くなった時に、家族の前で泣き崩れるのはいかがなものか、と思ってしまったのは私だけ?
色々と考えさせられる映画でした
難しいテーマだ
新宿ピカデリーで鑑賞。

「医療か?殺人か?」というキャッチコピーそのまんまの作品でした。

周防監督が問いかけるメッセージは熱心に映画で語られるが、最後まで自分には理解できなかったのが、「なんで患者が死んでから3年後」に女医(草刈民代)が検察に呼ばれるのか?という点です。
もしかしたら、自分がその理由を映画から見落としたのでしょうか???
観終わってモヤモヤが残りました。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.6
my映画館2012#96> “医療か?殺人か?”…グレーゾーンに踏み込んだ難題で、物凄い緊迫感のラスト約45分で倫理観が試される。
ユニークに裁判員制度を切り取った周防監督は、実話ベースの本作では視点によって全く違って見える人間の不確かさを見事にリアルにディープに描き切る…それが集約されるラスト、詰めで全く動揺しない検察官の姿はあの病室で動揺してしまった女医の姿と対照的で、プロフェッショナルの意味を噛み締めつつも、人間としてはどうなのかと否応なしに考えた。
惜しむらくは主演女優がやや力量不足かなぁ…熱演は買いますが。
KUBO

KUBOの感想・評価

4.0
周防正行監督の最新作「終の信託」の試写会に行ってきました。

「Shall we ダンス?」以来の役所広司・草刈民代コンビですが「Shall we 〜」が粋なコメディだったのに対して、今作は尊厳死・終末医療といった重ーいテーマのラブストーリー。

2時間20分はやや長すぎた嫌いもあるが、終盤大沢たかお扮する検察官に追い詰められていく中で、医者から女に変わっていく草刈の演技は圧巻。

「こういうテーマに関心があるから見に行きたい」と言われて中学生の息子といっしょに見に行ったのだが、いつの間にこんな映画を見たいと思うようになったのか、親の知らぬ間に子供は成長してるのですね。

(レヴューは当時のものです)
riekon

riekonの感想・評価

3.0
昨日に続き悲しくて重くて考えさせられる話でした。
草刈民代演じる女医は見た目疲れた感じでいいと思ったんですが後半の検事と調書をとるシーンでの女医さんの言葉が私には伝わってこないのかすぐ泣く私が泣けなかった…残念。
役所広司の苦しんでいるシーンは本当に辛そうで凄かったです。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

1.0
2014/1/29鑑賞(鑑賞メーターより転載)
重い喘息患者を担当した女医が、患者からいざという場合の安楽死を提案されて...という「医療か殺人か」を問うテーマであり、その描き方自体にさしたる問題はない。だが、まず何よりもこの女医とやらが行なった、医者の範疇を超えて患者に入れあげ挙句の果てに家族の意図を確認せず死なせ、それを追及されてもヒステリックに自分を正当化する所業にこの上ない嫌悪感が沸き、もう正直冷静に映画を観られない。残された家族をなめすぎるにも程がある。自分も喘息持ちなのであまり他人事とは思えないが、少なくともこのような医者は御免だ。
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