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終の信託のsnowappleのレビュー・感想・評価

終の信託(2012年製作の映画)
4.0
人は、産まれてくる時も最期の時も選ぶことは出来ない。死を自ら選択したものは自殺とされ、たいてい道徳から外れた扱いとなる。また最期の時を人に託せば殺人と扱われてしまうことになる。法に人情などというものが組み込まれてしまうと機能することが難しくなるのは当然だろうが、何を基準に命の重さを測るのだろうか?
医学の進歩により平均寿命は、年々伸びている。ただ伸ばすことだけを目的として医学が進歩しているとは思わないが、ひとつの命を救うときそれと同じ重さをもってその命をとりまく家族も救われているだろうか?
延命とは、ただ生きていることでは無いとどれだけの人が認識しているのだろうか、考えさせられる。
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