あ〜こうゆう純粋なコメディ映画大好きですね。
壮大さはないしメッセージ性自体はそこまで多いわけではなく、ただただ結婚式と重なってしまった一大事。人々の反応を楽しみつつも本作の抱えている問題がプチ爆発したかのような終盤数分。でもコメディ映画、それでいいじゃないか。
本作は人を映すと同時に"物"を映す描写が多い。
それの代表格として破れた麦の帽子、家具などなど映される。
これから結婚式だというのに、新郎のファディナールが見つけて麦の帽子を(馬が)破壊してしまったきっかけで密会を目撃してしまい、イタリア麦の帽子を見つけないと家具を一つずつ破壊されると脅される。
ただ結婚式に参加しなければ新郎としてはいけないし、イタリア麦の帽子を見つけなければ粗暴な男によって家が破壊されるという何れにせよなんとも面倒なことに巻き込まれた立ち位置。
でも新郎新婦が一件落着して波乱万丈な結婚式に幕を下ろせば、この新郎新婦は祝福されるんだろうなとは思った。
それにしてもワンシーンでファディナールの不安を表す描写があるのだがファディナールの表情→どんどん物が破壊されたり物が家から追いやられるの連続する場面の映像構成が単純だけど見ていて好き
