ayaya

旅情のayayaのレビュー・感想・評価

旅情(1955年製作の映画)
2.0
イタリー行って来た。

イタリー行ったら「ローマの休日」をトレイス!
真実の口に手を入れ
スペイン広場でジェラートを、
なんて夢物語は、
吹っ飛んでしまった。

恐るべしカトリック、いや、ローマ帝国!!!!なんなんだこの街は。
怪物だ。

はぁぁ、、もっと予備知識を持って臨めばよかった。歴史を知っておくべきだった。

ギリシアとかガンダーラとか唐とかは、
亡国で「遺跡」になってしまったが、
ローマは文化も宗教も、「残っている」
から凄いと友人が言っていた。

恐るべしカトリック。
帰国してから塩野七生の本を買い込んだ
おバカなわたくひ、、、

さて?天使と悪魔?旅情?
どっちを見るか。

旅情でしょ。

ヴェネチアムラーノで買った
真っ赤なワイングラスが
キャサリンヘップバーンが買ったのと
同じ形かをみるがために。^_^

同じだった。
で、
ほんで、
映画については。

どうでんよくなった。

旅情というとしっとり感を感じません?
原題はsummer timeやん。
文字通りサマータイムのひと時やん。

セニョールは素敵です。
愛を語ったら世界一。

なしか?
古代ローマ人は、負かした国の人々を
隷属させずローマに連れて来て、
ローマ人として共に生活させ
同等の権利を与えたそうです。
みんなローマ人にしちゃったそうです。

そうかイタリア人の大家族主義や
博愛主義は古代から培われていたんだ。

おっとっと

セニョールは素敵です。
イタリー製生地の仕立てのいいスーツに
シルクのネクタイ、
息のかかる距離で見つめられたら
女性なら誰でも
ホニャ〜です。
アングロサクソンもゲルマンも
モノノフにも無理です。
旅行中セニョリータって声かけられただけでもホニャ〜でしたから
よーーわかります。

結論
これは意外と夢見る軽い映画です。
(と思った)
彼女には似合わない。
恋をして殻を破って
みるみる美しくなっていく彼女は
確かに素敵でしたが。

舞台女優の域を出てないので
なんかお尻が浮いちゃう感。

やっぱ晩年の「黄昏」こそが金字塔!
ayaya

ayaya