旅情の作品情報・感想・評価

「旅情」に投稿された感想・評価

最近NHKBSプレミアムで放送もあった『旅情』を再鑑賞。『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』『ライアンの娘』などの大作で知られる巨匠デヴィッド・リーン監督が水の都ベニスをロケ地に制作したラブ・ロマンス。

アメリカからイギリス、フランスを経由して観光に訪れた独身女性(キャサリーン・ヘップバーン)と現地で骨董品を扱う既婚の中年男性が度重なる運命の出会いで恋に落ち、美しいベニスの風景とゴンドラ、ほろ苦い恋の行方が後述の名曲の調べに乗せて詩情豊かに描かれる。ダンスのときに耳元で囁くように歌うロッサノ・ブラッツィの『Summertime In Venice』がなんとも印象的な古典的名作です。それにしてもイタリア人の伊達男と言われるぐらい、女性へのアタックは粘り強くなかなか見応えあります。
ちあき

ちあきの感想・評価

3.4
昔も今も変わらないヴェネチアに心打たれました
いつまでも残って欲しい
映画「旅情」鑑賞。

いやーこれは「ローマの休日」に次ぐ大イタリア観光映画ですな。

ヴェニス(ヴェネチア)に行った事がある人なら「わー懐かしい!」と感じ終始顔が綻ぶでしょう(私がそうでした笑)

話はありきたりな中年男女の情事なので割愛。

1955年の映像。今も変わらずベニスは美しい
今では携帯1つで済む事が、数十年前は8ミリのフィルムカメラや、永遠の別れにも結びつく。
だからこそ旅先だけの情事に溺れるのかも知れない
くらげ

くらげの感想・評価

3.1
アメリカからヴェネチアにヴァカンスにやってきた女性、1人でも全然平気よ!!って元気に着いたけど、ヴェネチアの雰囲気に飲まれて寂しげな表情を映し出すキャサリン・ヘップバーンがいいですね、口説き上手なイタリア男に惑わされ、惹かれていく、時々彼女を気にかける少年がとても良かった、しかしヴェネチア素敵ですね〜行ってみたいな〜。
ヴェネツィアの景色や音楽は、素晴らしかった。
ストーリーは、そんな見るからに女たらしっぽいイタリア男に引っかかったらあかんやん!としか思えなかった…(^^;)
久々の恋で舞い上がってるアラフォー独身女性の痛々しさが、よく表現されてました。
私も気を付けねば…(^。^;)
カレン

カレンの感想・評価

3.5
潔癖な性格のアメリカ女と口説きのうまいイタリア男。ヴェネチアで女の一人旅は寂しい。ましてやサンマルコ広場のカフェで御茶するのは。
なるようになってしまうのか?
それにしても、この当時の女性の服装のなんと上品なことか。場面が変わるたび楽しませてもらいました。
アリヴェデルチ、ヴェネチア!
higa

higaの感想・評価

3.5
『アラビアのロレンス』や『ドクトル・ジバゴ』などで知られるデヴィッド・リーンの傑作メロドラマ。なぜか、地元のレンタルビデオ屋でおいていなくて、今回のBSの放送で初の鑑賞だが、舞台となるベネチアを捉えた映像が美しくて、また昼間のシーンも多くて、『自転車泥棒』や『ローマの休日』のように暑さが伝わる。また、この2作品とは違いカラー映像だからなおさらだ。

主人公のアメリカン女性のジェーンは、旅行先でレナートという男性と出会い、淡い恋心を寄せていく。レナートという男性との出会い方がなんとも不気味で後にルキノ・ヴィスコンティが作った『白夜』のマルチェロ・マストロヤンニのようであった。

しかし、ジェーンは偶然にもレナートと出会うようになるので、次第に親しくなっていっくのだが、それが普通の恋愛関係ではなかったのだ。

この内容は後のリーンの作品である『ドクトル・ジバゴ』や『ライアンの娘』とも繋がるような物語で、どこかしらモラルには反している。その心の葛藤もありながらも、ジェーンはレナートとの関係も深めていく。

ラストシーンが感動的でこれまでにもいくつかの映画やドラマでも引用されていると思う。

実は私はリーン作品は『戦場にかける橋』以降のワイドの映画しか観たことがなく、今回初めて1.33:1の彼の映画を観たが、彼の作品は長い上映時間を利用したじっくりと映像を観せているのに対して、今回は淡々に映像を観せているような印象であった。リーンは、1.33:1以前の作品とワイドスクリーン以降の作品とは明らかに作風の異なっているという事が『旅情』観てわかった。しかし、女性の心理描写に関してはあまり変わっていないとは思う。

あと、この映画、PG12指定らしい。どこが?
映画史上の先人達や作品に敬意はあるし、まるで歴史を遡り学ぶように見てきた作品もあるが…

1960年以降と、それ以前

マーロン・ブランド出現以降と、それ以前…

それは、役者の演技や台詞回しが全く違うので、印象も全く違って見える

以前は舞台のように大声で話す

以降は、より自然に普段自分たちが話すように喋る

ヘプバーンと言えば日本での人気や認識はオードリーだが、世界的・映画史上的に偉大なのはキャサリン・ヘプバーン…但し、彼女も前者だし本作の役どころは、ちょっと感情移入し難かったので余り内容が入ってこなかった…残念

普段は、作品の面白さを測るのに、主人公やヒロインに"感情移入"出来るか?!というのは気にしてはいないのだが、余りに鼻に付いたり、反対に余りに魅力薄だったりすれば作品の出来には大きく影響するなぁ…

「招かれざる客」とか「アフリカの女王」とか良かったけど

このレビューはネタバレを含みます

サンマルコ広場のカフェで佇む男性
物憂げな感じと仕草や雰囲気がすごく色っぽくて
二人が出会うシーンは好きでしたが
可愛らしいヒロインの風貌と
声の印象があまりにもかけ離れていた事もあってか
ヒロインの魅力をそこまで感じとる事ができなかった。
もう少し大人になったら、感じるものも違うのかも。
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