『続編の中ではハロウィン4が一番好き』
みんな1と2で飽きてしまったのでしょうか。4〜6のジェイミー三部作を観てないなんてもったいない!
ジョンカーペンターが1作目でジリジリと追い詰めてくるブギーマン像を確立させ、
2作目で襲ってくる動機として家族の物語に落とし込んだわけです。
3作目はある意味異例中の異例なのでなかった事にして(詳しくは投稿したレビューにあります)、
4作目〜6作目はローリーの娘であるジェイミーを主人公にした三部作になっているのです!
今作の魅力なんといっても大盛で攻めてくるところ。
2から10年、これまでマイケルが追っかけ回してたローリーは交通事故で死に、等のマイケルは病院で爆破されても意識不明のまま病院に収監されていた。
ある時、マイケルを他の病院に移すべく救急車で移送している最中に救急隊員が「ローリーの7歳の娘であるジェイミーがいる」という会話をしていたころ、マイケルが目を覚ます。
っていう話なんですよ!!!
家族を追いかけ回すのが大好きなマイケルが生きる希望をなくしいたところを、
「ん!?
ジェイミーだって!?!?」
と覚醒するあたり、さすがです。
と、言いましても
マイケルが脱走したのであればジェイミーが狙われるのは見当がつきます。
そのため過去作とは違い今作は街をあげてマイケル討伐、ジェイミー防衛戦が繰り広げられるのです!!
この辺りでスケールが大きくて最高なのですが、ちゃんと『ハロウィン』シリーズにあった「ハロウィンの日に仮装をしていても、どれが殺人鬼だからわかりにくい」という特性も今作ではちゃんと描けています。
なんなら過去作よりも混乱が大きいのでフレンドリーファイアを誘発してしまうあたりも面白い。
これじゃあ良くある続編のパターンじゃん?って文句言う人もいると思います。
(まぁだから何が悪いとも思いますが。)
今作はただの派手にした続編というわけでなく、
ジェイミーはマイケルと親戚
→標的になる
ってだけでなく
ジェイミーはマイケルと親戚
→ジェイミーも”殺人鬼の遺伝子”を継承しているのでは?
という視点が盛り込まれているのですよ!
つまりジェイミー三部作とは単に標的がローリーからジェイミーに代わっただけでなく、ジェイミー自身の善悪の不安定さという新展開を見せるのです。
超面白くないですか?
この気持ち伝わると良いのですが。
ぜひ新作までに観て欲しいものです。