やっと見たPTAデビュー作。
なんというかPTAというよりタランティーノという感じ。そう思うのはサミュエル・L・ジャクソンの所為ばかりではなくて、なんというかストーリーがまっすぐなんですよね。シドニーが特に理由もなくこんな風にジョンに接するのがわからんなあ、このわからなさがPTAっぽいといえばぽいかなあとか思ってたらベタベタな種明かしくるし。
ジョン・C・ライリーとグウィネス・パルトローの2人はアホ丸出しでとてもいい感じでした。フィリップ・ベイカー・ホールもシブい、シブいんだけどシブくなりすぎず適度にしょぼくて哀愁漂う感じがグッド。でもハイライトはサミュエルの俺のこと見下してんじゃねーぞオラオラって場面かな。タランティーノっぽいとも言えるけど、やっぱりちょっと違くてこれはかなりこののちのPTA節につながっていく感じのシーンで好き。
25歳でこのキャストでハードボイルドとってデビューってすごいな。