手の断片カットで物語を進める点でブレッソンの『ラルジャン』を想起。人物の関係や力学(貸し、借り、支配、庇護)の可視化が巧くて、初監督作がこれなのは頭がおかしいとしか言いようがない。
PTAは人間の…
今や名匠の域に達した感のあるPTAことポール・トーマス・アンダーソンの長編デビュー作。
当時弱冠26歳、96年という公開時期などの属性が相応に反映された、低予算かつ印象的なモーテルのシーンに代表さ…
ポール・トーマス・アンダーソン監督、1996年の長編映画デビュー作品。
デビュー作にして『俺たちは天使じゃない』等のジョン・C・ライリーや『ジュラシック・パーク』『パルプ・フィクション』等のサミュエ…
ポール・トーマス・アンダーソン監督の
長編デビュー作
26歳で撮ったとは思えない
渋さと落ち着きにまず驚かされる
会話劇の緊張感を支える
巧みなカメラワークと音楽使い
人間を深く見つめる眼差しに…
PTA全制覇目指して。
これは、PTAの他のと比べるとかなり筋が単純でわかりやすかった。
シドニーのおっさんが、なんでこのボンクラのジョンとどうしようもない女、クレメンタインにここまで親切に面倒…
再鑑賞
あまりに身勝手な老人の贖罪の話であり、巻き込まれたジョンが何も知らないのが救いだ。父親代わりになろうとしたシドニーは何を思っていたのだろうか。ジミーとの対話で心情を吐露したが、そう思わせる…
本当の親子以上の依存に近いような二人の関係性が出会いからして面白いし、シドニーさんの何故かめちゃくちゃ親切にしてくる得体のしれなさが、クライマックスの種明かしで分かりやすくカタルシスを味わえて、それ…
>>続きを読むPTA映画初鑑賞。
26歳での長編デビュー作とは思えない渋さ、センス。
冒頭のタイトルが出るまでのシークエンスがかなり好き。ファーストショットが長回しのドリーかつトラッキングショットってどういうセン…