配役、演出、動線、照明、カメラワーク、セットデザイン、そして脚本とロケーションすべてがバチっとハマっていて最高だと思う。すべてすごいが、特に人物の動線がすごい作品だと思う。
男女の周りに境界線や枠を入れる手法もしっかりやっておきながら、あざとくない。
80分程度にこれだけの内容が豊かに入っている驚き。サーク作品で1番好きかも。
最初の鍵のシーンの照明は本当にすばらしい。汽車の音や銃声など音の演出も良い。
情報化社会になっていない時代のアメリカ文化、田舎町や演劇を考えるのに良い資料なのかもしれない。