〜期待値100%で行く→満足度100000%で帰宅〜
前々から観たかったやつ。今日やっと中間考査終わったので、上映最終日に行ってきました…
1940年代のロシアが、圧倒的な説得力でボコボコに殴りかかってくる映画。
脳裏に焼き付くシーンのオンパレード
動と静の、恐ろしく不気味なバランス
混沌極まる「動」と、悪辣で醜悪で、目を背けたくなる「静」の対比。
「動」から「静」への前触れなき転落。
ゲルマン監督に通づる喧騒さを感じた
響く異質な環境音と共に、耐え難い絶望感が迫りくる「静」のシーンの数々
途中に挟まれる静かな場面達が真骨頂
白と黒の、影絵の如きコントラスト
アーティスティックで詩的な白黒映像は、モノクロのメリットを最大限発揮している
また、独創的なカメラワークや構図は、常にフレッシュな驚きと発見を与えてくれる
また観たいけど、もう観たくない。
音、映像、演出の全てが、神懸かったバランス力で作用している。
これ程までに不快で恐ろしい映画はない。
浮き彫りにされた「リアル」
吐き気を催した……。鳥肌も立ちまくり。
そしてあのラストシーン
『カメラは女を追え。子供はもういい』
忘れられないな、一生。
百円足りずにパンフレット買えませんでした……( ;∀;)