このレビューはネタバレを含みます
ちょっと余韻というか衝撃というか…撮影開始の合図から幕を開けた本作は、終着点で新たに見つけた対象、気の狂った母への撮影を促す。それまで写してきた子供達の事など忘れ、まるで新たな獲物を食い物にするかの…
>>続きを読む「映画は暴力の祝福者という点にその最も高い機能を見出すのだと私は思う」とはベルイマンも述べた。たしかに画面上で繰り広げられるあらゆる暴力と手持ちカメラの共犯関係は、とりわけこの映画において、まったく…
>>続きを読むカメラの前で起こったことを追いかけて撮ってるように見えて実はめちゃくちゃ動線が計算されているのが気持ちいい。内容もそうで、救いのない話の中で主人公が困った状況に陥るとガリーヤが守護天使のように現れて…
>>続きを読む記憶に刻まれた映画・13
『動くな、死ね、甦れ!』1989年
監督: ヴィターリー・カネフスキー
タイトル通りインパクトある画が展開していき、ドキュメントなのか作劇なのか、なんとも言葉にできないリ…
炭鉱町スーチャンで暮らす12歳の少年ワレルカと、喧嘩ばかりしているけどいつも窮地を救ってくれる幼馴染の少女ガリーヤの物語。貧しくも笑顔で歌を歌い暮らす人々。陰気な歌だけど。たまに日本の歌も。あそこに…
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