【浅知恵の結末】
スターリン時代のシベリア。
強制収容所のある街での当時の日々を振り返っているのであろう作品。
この作品が撮られた当時は、まだ、近い過去だったこの時代の、混沌とした人間模様が垣間…
女性の聖母としての描かれ方。女性のヒステリックの描かれ方。すごいな。
ちょっとヤバそうな人や、子猫になんかしちゃってる老婆の映し方。幼少期の"なんか見ちゃった…"みたいなトラウマ的な世界の見え方をそ…
ワレルカ、全然わかってない
あの環境のなかで自分のことを本気で心配してくれるガリーヤの大切さを
十分に愛されたことがないから、人からの愛に気づけないのだろう
ガリーヤはどうやってワレルカのスケート…
スターリン時代のソ連。極東つまりシベリアの小さな鉱山町。政治犯の収容所や日本人捕虜の収容所がある。主人公ワレルカは小学生男子。母親と二人暮らし。母親はクラブで働き、男を取っ替え引っ替えしている。ワレ…
>>続きを読むカットが乱暴なのも、ところどころ声の主が判然としないのも、作り手のあいまいな記憶の再現なのだとしたら腑に落ちる。ケネス・ブラナー『ベルファスト』のような作品を数十年先取りしているわけで、傑作の評も頷…
>>続きを読む難しい展開ではないのだが、なんか色々な暗喩とか直喩とか私が分かっていないだけなのか?何故こんな結末に?というか、まあなるべくしてなったような結末ではあるんだけど報われない……しかし、徹底的に不条理っ…
>>続きを読む知人の勧めで鑑賞。
ロシアの子どもたちとそれを取り巻く環境の難しさをリアルに感じられた。
少年映画らしく日常のゴタゴタやちょっとしたロマンスから大きなトラブルにも巻き込まれ…までは普通に観ていたら…
【少年映画の金字塔】
1989年作品。作品で描かれるのは1947年。ソ連時代の沿海地方スーチャンが舞台。大戦の戦勝国のはずなのにこの極東の地は恐ろしく貧しい(北朝鮮を想起させる)。その汚泥の中 逞し…