超名作。
すごい波乱万丈の人生が回顧されてるんだけど、そのバタバタ感を全く感じさせないゆったりとしたストーリー展開。
エブリンの生活はなんとも切ない、だけどちょっぴり笑っちゃうコミカルさが上手く表現されてて。彼女の表情の変化、内面から本当の強さを獲得していく過程が見事に描かれている。
KKK 、DV に貧困、奴隷、裁判、宗教、古き良きアメリカの描写の中に様々なトピックが散りばめられている。
本当に大切なものをいつも見失わずに溌剌と生きるイジーに元気をもらえる作品。穏やかにでも力強く、生に、そして死に向き合える人生を送りたいと思わせられる。