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アフターライフのnenecoのレビュー・感想・評価

アフターライフ(2009年製作の映画)
3.8
記録。

とても不思議な映画だった。
アンナは本当に死んでいたのか?
私はアンナは埋められる寸前まで生きていたように思った。

曇ったガラスを拭き取る証拠隠滅のような仕草だったり、「死人」だから魂はどこかへふらふらと行けても体は動かないはず、、なのに鍵を持っていないことに気付いて焦る必要ってある?
それに本当に葬儀屋としてしていることなのであれば、今まで見送った人の写真をコレクションのように飾るか、、?
等々、疑問に思うシーンは多々ありました。

私には彼が、「終わらせた」ようにしか思えなかった。
それを同じような能力という名の性癖を持った子供が受け継ぐように私には見えて、正直「死」よりもその事の方が恐ろしく感じた。

どうして私はアンナは生きていたと思うのだろう、と考えた結果、私も「死にたくない、生きたい」という気持ちが自分の中にあるから受け入れたくないのかな、とも思った。

この作品は、見方によって様々な捉え方の出来るものだと思いました。
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