俳優のジョニーと、離れて暮らす11歳の娘の数日間の物語。
観ていて思うのは、どのシーンも大きな差を付けず、全部同じくらい大切に扱っているということ。授賞式のような特別なシーンも、部屋でアイスを食べる日常的なシーンも、どれも大事で尊いもの。
賞を獲るような俳優にも生活があって、その表には見せない顔を、下品じゃない目線で見ることが出来る。
終盤のとある場面で、それまで父親目線で観ていた所に、子供の目線が入ってきて、グッと引き込まれた。
同じ絵を長く映しているカットが多く、そのたびにじっくり作品に浸れる。
部屋のピアノを弾く所やカジノなど、短いシーンが印象に残る。あと踊る女性が印象的。