「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」にて
マンハッタンではいい保育園にいれるためにお受験戦争が過熱。僅か数十人の枠に何百人もが殺到し、親たちは様々な手段で子どもを受からせようとする。
日本ではどうなんだろ。東京出身じゃないから分からないけど、金持ちたちはこれくらいやってそう。慶應の幼稚舎とか小学校なら分かるけど保育園ってそんなに人生に影響あるんだろうか。
保育園が終わったら次は幼稚園、小学校、中学校・・・と延々と続く受験戦争に気が遠くなる。高校と大学はマジでいいところに入った方がいいのは事実だと思う。物心つく時期に自分に合ったレベルのところに入らないと本当に話が合わない。
本作に登場するのは全米最高齢で双子を産んだフェミニスト、株式ディーラの家庭、中産階級のアフリカ系など多様な(でも基本金持ちの)親たち。
どれだけ頑張っても受験した保育園全て受かる子もいれば優先順位の低いところしか受からなかった子も。受かったとしても授業料が高すぎて払えない親も。この結果をみるとコンサルタントとか意味なくね?と思ってしまう。
どれだけ綺麗にまとめようとしても失敗した親が「ばからしいから郊外に引っ越す」というのも保育園側が「大切なのは子どもに合った教育」とかいっても負け惜しみと奢りに聞こえてしまうな。
これはリーマンショック以前に撮られた作品。今はもう少し落ち着いているのではないだろうか。野次馬的にみて楽しめる作品かな。