カラテ殺法と超能力を修得している女コマンドーが、世界征服を企む独裁者と対峙する。完全無欠のヒロインの大立ち回りを描いている、低予算エロティック・アクション。

「グリーン・ドア」で本番行為をこなし、「ラビッド」で役者スキルを開花させたマリリン・チェンバースが、日本文化に精通している女コマンドーを熱演。まるで永井豪のエロ活劇のような世界観になっているため、日本ネタにワクワクが止まらなくなる。

しかしながら、主人公の諜報活動が始まると、弾けた感覚が一気に後退。一応のところ、主人公がオールヌードになり「女の武器」を駆使する場面が登場するが、超能力との併用がノイズになるため、性技のスペシャル感が薄まってしまう。

後半部に入ると、組織が製造するセックス・レプリカントが大挙して登場。女体が踊りまくるセックス・バトルを期待させられるが、残念ながらホニャララ。目の付けどころは良いのだけど、尽くツボを外してくる、心惜しい作品。