ニック（マイケル・セラ）はフラれた彼女トリス（アレクシス・ジーナ）のためにミックスCDを送り続けるが全て捨てられていた。それを密かに拾って聴いていたノラ（カット・デニングス）はCDの選曲に夢中になる。ある夜、ライブハウスで演奏するニックとノラは出会い、友人たちとともに街を駆け回ることになる。
一夜の街を舞台にした、若い二人のロードムービーだ。現代版「アメリカン・グラフィティ」とも言えるかも。
バンドを探し、友人を探して走り回る２人が、本当に大切な関係や相手の良さに気付いていくというストーリーは全く新鮮味がないし、主演の二人も超美男美女というわけでもないが、優しい音楽とどこかノスタルジックな雰囲気が心地よかった。
「JUNO/ジュノ」が印象に残るマイケル・セラが悩める個性的な青年を演じている。「モリーズ・ゲーム」にも出てたけど、いくつになってもおぼっちゃんの印象だ。笑
彼の内気で優柔不断な演技が、観客の共感を生んでいるのは間違いない。
ウィンドウのキスマークをワイパーで拭い去る場面が好きだった！
