コエーヅカ

キミに逢えたら!のコエーヅカのレビュー・感想・評価

キミに逢えたら!(2008年製作の映画)
4.6
我が心の一本です。

好きすぎて見返したくないくらいの作品やったのですが、久しぶりに鑑賞。


もうたまらないですね。

ほんとに個人的な感想ととして、この映画には僕が居てるのです。

まだ思いを断ち切れない女の子の為に日々ミックスCDを作り送りつけている主人公のニック。

多分“なにこのイタイ奴”って思ってしまう人も多いかと思うんです。

そういう人はこの映画にはあんまり向いてないかな。

ただ、このミックスCDを作って女の子に送るって行為、僕は死ぬほど美しいと思ってしまうんですよ。
ポップミュージックの本質と青春の拙さ。
なんと儚く美しいのか。

タイトルロールに入る前に
ウィーアーサイエンティスツや、バンドオブホーセズなどのインディロックバンドの名前がちらつく演出も最高。

俺やないか!!

っと思ってしまう。



あとカットデニングスとマイケルセラくんのコンビが最高ですね。

ずっと見てたい。

音楽の力を借りて、一歩踏み出した若者たちの美しい一夜を切り取った、最高の青春インディロックムービー!

ただギャグの切れ味が今一つなので減点しました。