このレビューはネタバレを含みます
🐌➖🐚スラッグス🐌➖🐚
〜ナメクジハロウィン映画〜
いきなりパンツ丸出しになるパツキン美女。「モンスターに湖に引きずり込まれた！」とでも言いたげに、ふつうに自ら入水自殺しているようにしか見えない演技力の男！そして湧き上がる大量の血液！
冒頭から香ばしい香りのするＢ級モンスターパニックの佳作です。佳作と言いましたが、ほぼクソ映画です。しかし、そこまで突き抜けるほど満載したツッコミどころが、逆に本作の魅力です。
ちょっと大きい程度のナメクジが相手なので、普通に考えて人は死なんやろと思いますよね？ところがなぜかバタバタと死んでいくんですよ。「踏みつぶせよ！」とか「立って逃げろよ！」とか思いそうでしょ？ほんまその通りです🤣
たまに思い出したように挿入される、気合の入ったグロ描写と、マイケル・ベイがプロデュースしてんのかと思うほどの、意味不明な爆発が素晴らしい。また、大量に本物の巨大ナメクジを使っていて、気持ち悪さMAXです。おっぱいもあり👍
これは、友達と見たら盛り上がるなあ😃実はハロウィン映画🎃なので、時期的にもピッタリですよ。
そういえばアメリカではハロウィン3部作最終章が公開されてますね。日本でも早くやってくんないかなあ・・・
⚠️以下ネタバレです⚠️
🎬一人芝居！
相手が大きな人喰いワニなら、特撮を使って大きな動きを表現できます。でも本作では小さくて動きの遅いナメクジモンスターが主役です。モンスターの動きがわからない💦
ナメクジなんかにどうあがいても負けるはずが無い。そんな中で、撮影スタッフが「人喰いナメクジ」に説得力を持たせようと、涙ぐましい努力をしたのが伝わってきます。しかし、ほぼ一人芝居なのでかなり笑えます🤣
冒頭の入水自殺には「ナメクジはそんな力でひっぱらんやろ！」と突っ込まずにはいられません。
次に食われた汚いおっさんはソファで寝転んで一人で騒ぐだけ。その次に食われた温室のおっさんは、手袋相手に一人で騒ぐだけです（笑）もはやブルース・キャンベル状態。
スッポンポンで食われたおっぱいの人は、すぐに立ち上がればいいのに、床に貼り付いて動こうとしません（笑）彼氏もなぜか床に吸いつくようにフェードアウトしていきます。この部屋だけ重力変動が起きていて、床に吸い込まれるんだな、とドクなら言うでしょう。
「ナメクジの毒には麻酔効果がある」という設定が、スタッフの悪あがきを感じさせます。じゃあナメクジが勝つよな！なんて思うかー！やっぱナメクジは無理があるよ😂
🎬気合の入ったグロシーン
そんな一人芝居に油断していると、突然のグロい場面にびっくりさせられます。
おっぱいの人は、少しの間床に貼り付いただけなのに、気づいたら顔がヤバいことになってました😱寄生虫で腹を下した人は、なぜか突然目玉が吹き飛びました🤣寄生虫とは爆発物だったのか。
他にも「クソ映画にはしないぞ」というやる気が伝わるグロシーンがたくさんあって良かったです。主人公に噛み付いたナメクジの出来がよかったので、これをより多く登場させれば、もっと説得力が上がったのにね。あれはかわいかったな。
🎬大爆発
この映画、アクション映画だったか？と思うほど凄まじい爆発シーンが出てきます。「いや、そうはならんやろw」ってなる大爆発なんで、超楽しいです。特に温室を爆破する必要はどこにもなかった🤣
🎬森の中のレイピスト
ある男が突然ドクロのマスクをかぶって女性を襲います。ストーリーとまったく関係なかったのでビビりました🤣
しかも、ナメクジに襲われて死ぬのは女性の方です。悪党の方を殺せよ！
🎬キチ◯イ主人公
この映画の主人公はマイク・ブレイディーというおっさんです。ジョーズの主人公、マーティン・ブロディのパクリかってくらい似てますね。モンスターから町を守ろうとして有力者と争いになるところも彼とソックリです。しかしこの男、ブロディ署長とは似ても似つかない狂人なんです。
この男、「ナメクジガー、ナメクジガー」と喚き散らすだけで、本当に信用してもらおうとしているように思えません。普通、突拍子もないことを信じてもらうなら、写真なり死骸なり、何か証拠になるようなものを見せて、理路整然と説得するでしょう。保安官や市長のところにノーアポで突撃して、迷惑かけまくった挙句、あいつらは話を聞かないクソだと吐き捨てます。だれがお前のような狂人の言うことを聞くかよ（笑）🤣
しまいには、大量の謎の化学薬品を下水に流し込み、町中を地下から爆破します。あらゆるところで家が吹き飛びました。死人の数は想像を絶するでしょうね😃
🎬そうはならんやろw大作戦！
エサをまいてナメクジを一箇所に集める？集まらんやろ！
下水ごと爆破する？上水道にもいたやろ！
ゴミ袋ひとつ分の肉で引き寄せる？足りんやろ！ナメクジの足で間に合うか！
水分と反応して連鎖的に町中を爆破する？そうはならんやろ！
なったけど🤪
🎬ハッピーエンド
町中が吹き飛び、相棒がナメクジに食われて死んだところですが、ブレイディはダイハードよろしく、奥さんとハッピーエンドをかまします。
周りの人も、なぜかブレイディに感謝しているようです。え？いつの間に信用してもらったの！？こいつただの爆弾テロ犯ですよね。
ジョーズの主人公がブロディ署長ではなく、ブレイディ署長だったら。海に大量の化学薬品を流し込んで、海ごと爆破しそうですね。
