いわゆる低予算映画の屋内1シチュエーションホラーなんですが、核爆弾が爆発し外界の情報を一切知りえない状況下で緊迫感のきの字も感じさせない無駄な会話が延々続くのは監督さんのやる気の無さ?それとも核爆発のCGに予算を使い果たしたから?
と、疑問がきのこ雲のように湧き出す展開に当方も観続ける気力が萎え続け、何とかリモコンの停止ボタンだけは押すまいと右手親指を封印も、まだかまだかと焦らされた末にやっとこさ待ち望んだ”ミュータント化した囚人”が登場途端私も遂にタップアウト。
顔中煤で汚れた単なる体格の良い炭鉱夫の造形に一言「顔洗って出直してこい」と力無く突っ込むのみ・・・。
ちゅうか、アジャ監督の『ヒルズ・ハブ・アイズ』の取り扱いが禁止なのに、同様に核爆発の影響でミュータント化した囚人が人を殺す本作は扱って良いのか?って最大の疑問が湧き起こるんですが。
まぁ、勿論ゴア描写も作品のおぞましさも格段に違いますし、イントロは”ミュータント化”って書いてますが、どう見ても普通の体格の良いおっさんが煤に汚れただけの姿なんで本当に放射能の影響で凶暴化したのか、それとも・・・ってその辺はっきりしないので何とも微妙ですがw
グロも無し、アクションもバトルも貧素で登場キャラの誰一人にも共感できず、つまらない会話劇を観続けるだけなんですが、唯一の見どころは意外なキャラの獅子奮迅の活躍だけでしょうね。