雨にぬれた舗道のLouのレビュー・感想・評価

無口な青年と孤独な中年(よりは手前)女性の交差。おもしろズームと執拗に繰り返される人物像の歪んだ反射。

何も話さないということは、相手に話させるということ。自覚しているかは分からないけどそれを「特技」と表されていたのは言い得ているように思う。それは魅力の形のひとつでもある。
そんな彼を的に欲望の投影を行い、もはや正しく満たされることない何かを追い求める女主人公。混ぜるな危険