原題:Three Strangers
J.ヒューストン監督が『マルタの鷹』の続編として脚本を書いた作品。
Excellent(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
"観音像"によって出会い、交錯した３人の人生の果て。それぞれの終着点は...
ロンドン。1938年の春。PM11時25分。物語はスタート。
集まったのは女性の家の2階の部屋。
互いに名も知らぬ３人。
①主導権を握る女性。
②大柄の男性。
③小柄の男性
縁もゆかりもなく、ただ通りで出会っただけ。
女性の目的は「古代中国から伝わる女神"観音像"」を見せて「旧暦元年の0時00分に３人の他人の前で"観音"は目と心を開く」という『観音伝説』の真偽を確かめるためだという。
女性は、"観音像"を幸運と運命、生と死の女神だと信じ心酔している様子。
大柄の男性は、目に見えて手に触れるものしか信じない不可知論者。
小柄の男性は、この状況を楽しんでいる。
『観音伝説』を見届けるためには、３人が共通の願いを掛ける必要がある。
0時にまでにあと5分というところで、小柄の男性がポケットから出したのは10シリングで買った「宝くじ馬券」これが当たれば『観音伝説』は成就したってことになるという具合。
この「宝くじ馬券」を投資額は３等分にして共同名義"観音"とし、共通の願いを掛けることになる。大柄の男性がそれを書面化し各々署名。
0時00分まであと2分30秒。
３人が各々、捕らぬ狸の皮算用(笑)
①クリスタル・ジャックルフォード
別居中の夫(カナダ在住)とやり直したいが難しい。金があれば自立できる。そのための金になれば良い。
②ジェローム・K・アルバトニー
事務弁護士をしているが、法廷弁護士クラブに所属したい。そのための金になれば良い。
③ジョニー・ウエスト
ロイヤルホテルのバーを買い取って住みたい。そのための金になれば良い。
30秒前.....そして0時00分。
女性と小柄の男性の２人は『観音像の目が開いた！観音が微笑んだ！』と騒ぐが、大柄の男性は『いいや変わらなかった』と主張。
とりあえずは解散。
男性2人が階段を降りるところで、クリスタルの夫ディヴィッドとすれ違う。
《解散後の３人の物語》
①【クリスタル・ジャックルフォード】
夫が戻ってきたと喜ぶクリスタルだが、夫は別れを告げるためだった。
ディヴィッドは新しい妻ジャネットと新しい要職を得て新しい人生のスタートをさせる為にクリスタルとは離婚したいと申し出る。
クリスタルのやり直したいという願いは叶わず(>_<)ｻﾞﾝﾈﾝ!
ユニオンリーグ・クラブにロバート卿を訪ねたクリスタル。このロバート卿の推薦でディヴィッドは自治領省の要職につくのだが、プライベートに問題があると任命されることはない。クリスタルは夫の成功を願うふりを装おってロバート卿に近づき、夫を破滅させようと画策する。
ディヴィッドの要職任命は無くなったが、クリスタルとの離婚の意思は変わらない。しびれを切らしたクリスタルは、ドルー探偵事務所にディヴィッドの友人関係の調査を依頼。
一方ディヴィッドは、エキセントリックなクリスタルからジャネットを守るために離れた方が良いのかと考えを巡らせていた。
事態を好転させたいジャネットは「クリスタルに会って話したい」とディヴィッドに懇願するが「会わない方が良い」と諭される。
が！ジャネットがホテルの部屋に戻ると！クリスタルが待っていた！直接対決！
クリスタルの最悪て最低の嘘「ディヴィッドの赤ちゃんが生まれるの！」これでジャネットはノックダウン。カナダへ帰郷。
②【ジェローム・K・アルバトニー】
オフィスにレア・ベラドン夫人が配当金の受け取りにやって来た。現金ではなく銀行の入金証明書を手渡す。このベラドン夫人は変わり者で亡き夫ロビン・ベラドンと交信できるようになったと自慢気に語る。
株相場で大損したアルバトニー。火曜日までに2000ポンドの追加補償金を入金しなければ銀行口座閉鎖のピーンチ！破滅の危機に直面！ここで、レア・ベラドン夫人の存在を思い出す。
レア・ベラドン夫人宅での夕食後。
プロポーズするアルバトニー(｡-ω-)ﾏｼﾞｶ?!
翌日。アルバトニーのオフィスにやって来たベラドン夫人の返事はNO(笑)夫ロビンが「アルバトニーは金目当てだ！」と激怒したという。ベラドン家の銀行口座関連の帳簿を精査するために会計士ガイジングを連れて参上したという訳(笑)
法定弁護士クラブ所属の夢は消滅(*T^T)
自殺を考えた時、電話が鳴った。無視し、ふと見た足元に散らばる新聞の１面の大見出しには《"観音"が１番人気の総取り権を獲得！》！！
③【ジョニー・ウエスト】
パブ・ブルークラウンで酔っ払って良い心持ちのジョニーを、アイシー穣が迎えに来た。
時系列順に言えば、ジョニーはギャビーと２人でベルトラム・ファロンという男に5ポンドで見張り役として雇われた→ファロンが強盗に入って警備員に気付かれた→駆けつけたブラウン巡査を射殺→ファロンは逮捕された→共犯者２人は手配中。
新聞報道で共犯者だと見なされているのがジョニーとギャビーの２人。ジョニーは泥酔状態だったので犯罪には加担してるどころか一切の記憶が無い。
ベルトラム・ファロンの裁判。
警備員ドナルド・フライの叫び声を聞いて現場に駆けつけたブラウン巡査を殺害した殺人罪。ドナルド・フライによる目撃証言でファロンは不利な情勢。
階下に住む大家のプロクターが家賃の催促にやって来る。今は週1ポンド6シリングの家賃を来週から10ギニーに上げると言う(当時の1ギニーは約1ポンドだから家賃が約１０倍以上になるってこと)。プロクターは２人がファロンの共犯だと気付いてるから強気の値上げ(笑)が、２人はとっとと逃げ出すのさ(笑)
さて、ファロンの裁判。
この日は、アイシー穣が(金と引き換えに)アリバイ証言に立った。さらに犯行のあった10月16日の夜は一晩中一緒にいたことにしてもらうビーチ少佐も証人として呼ぶことになる。"オックスフォード運動"まで引き合いに出して上手く行きかけた！と思いきや、反対尋問でビーチ小佐の胡散臭い正体が次々と暴露されるに至り、相当な不利な情勢に立たされてしまう。このままでは絞首刑は確実。
そこでファロンは方針転換。絞首刑を逃れる為に共犯証言を始める。つまり「共犯者の名を明かし逮捕に協力する」と。
さあジョニーとギャビーはピーンチ！
隠れ家(潜伏先)は橋の下。アイシー穣が現れて「ヴァーニー修道士が車を用意してくれたのでアバディーンへ逃げよう」と言う。
アイシー穣はジョニーに御執心💕
手筈通りブルークラウンの前で待つつもりのジョニーだが店の中に入ってしまう。
見張っていた警察に身バレしちゃって逮捕され、死刑囚房へ収監(蓄音機付き)→裁判では何も語らず→殺人罪で有罪判決。
ジョニーの無実を訴え出るアイシー穣。
２人を裏切ることで絞首刑を免れたベルトラム・ファロンを恨んで付け狙っていたギャビーがファロンを刺殺。その場で逮捕される。
ファロンは死ぬ前にジョニーの無実を告白し、ジョニーに無罪放免( ﾉ^ω^)ﾉ
《"観音"が１番人気の総取り権を獲得！》
いよいよレース当日。
クリスタル・ジャックルフォードの部屋。
一刻も早く早く金が欲しいアルバトニーはレース前に馬券を売りさばきたい思いにかられ、馬券を手放そうとしないクリスタルと揉み合い"観音像"で殴打→クリスタルはご臨終。
レース結果はコーンクラッカーが1位！見事に的中！10シリングが3万ポンドに( ﾉ^ω^)ﾉ
が！クリスタルが死んでしまったから、この馬券は殺人の証拠になってしまいかねない。静かに去る２人...が！アルバトニーが壊れてしまい「悪魔の仕業だー」と騒ぎを巻き起こす。
入れ替わりに部屋を訪ねたディヴィッドはクリスタルの死体を見て慌てて引き返す。
さてさて馬券はどーなんのかな？
🔥ボーボー🔥燃えとる( -ω-)y─ﾃﾞｽﾖﾈｰ!
名優ピーター・ローレ( ﾉ^ω^)ﾉ
ピーター・ローレのピアノ演奏が聴ける。
酔っ払って陽気にハミングしながら軽やかにステップを踏むピーター・ローレ。
潜伏生活ですっかり酒の抜けたピーター・ローレのロマンチックな台詞の数々にうっとり💕「僕といると傷つくよ」なんて💕(*ﾉωﾉ)ｷｬｰｯ!
ピーター・ローレのプロフィールが！身長165cm。目は茶色。黒髪。
猿とおどけるピーター・ローレヾ(≧∀≦*)ﾉ
