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マン・オブ・スティールのRのレビュー・感想・評価

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
3.6
自宅テレビで1人で鑑賞。


クリプトン星の爆発が迫る中、科学者のジョー=エル(ラッセル・クロウ「パパが遺した物語」)は数百年ぶりに自然出産で生まれた息子カル=エルを地球に送る。
地球に流れ着いたカル=エルはジョナサン・ケント(ケビン・コスナー「パーフェクト・ワールド」)ら夫婦によって養子クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル「コードネームU.N.C.L.E」)として育てられる。その頃、クリプトン星でクーデターを起こしたゾット将軍(マイケル・シャノン「ドリーム・ホーム 99%を操る男たち」)の魔の手が地球に迫っていた。

※ネタバレしてます。

以前に鑑賞、此度金曜ロードショーで。

ヘンリー・カヴィル版スーパーマン。現在公開中の「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」の前日譚。ジャスティス・リーグシリーズの第一弾にもなるこの作品。

1度目に見たときは、話はともかくとして「長えな…」と感じた作品だったが、テレビ版を観るとその端折り具合に驚く。これ、分かるんだろうか笑?

話はノーランが関わっているだけあって、リアル志向のシリアススーパーマンになっていて、今までのスーパーマンとのギャップがあった。


だからか、賛否両論あるのが、この作品なんだけども、俺は好きだった。

まず、ピチピチスーツに真っ赤なマントを翻したマッチョマンを現実世界で再現しようとするとやっぱりどっか失笑物になりがちだと思うんだけど(現にリターンズの時はそう感じてしまった)、今作ではちゃんと「今」の世界でも通じるような「ヒーローとしての格好良さ」を再現できていることが偉いし、すごい。

やっぱ、最初に空を滑空するシーンはかっけえと思ったもん。

そういった意味では今までにないシリアス路線はスーパーマンの奇抜さをよく中和できていてバランスがとれているとも感じた。


あと、やっぱりザック・スナイダー!バトルシーンが良い。

今作では主に中盤と終盤に大きな戦いがあるんだけど、外連味もたっぷりで爽快感のあるバトルが堪能出来た。

特に今作は超人同士のバトルだから、常人離れした戦いの数々にもう口あんぐりだった。

今思うと、ザックで「ドラゴンボール」を実写化すれば良いところまでいったんじゃないだろうか笑(あの原作レイプは酷かった。)


街中でのバトルシーンは個人的にお気に入り。特に敵側の女性将軍ファウラ=ウルはすげえ良かった!!

クールビューティーながら好戦的で瞬間移動しながらスーパーマンとのバトルを繰り広げていく様は、ああ俺はヒーロー映画を観ているんだと実感出来たし、カタルシスも感じられた。

あと、道路の先から大柄のキャラとこちらに向かって歩く時の強敵感たまんねぇ…。

まぁ、正直話的にはあまりにもドッカンバッカンしすぎて何起こってるかわかんない瞬間にもあったにはあったが、個人的には嫌いになれない作品だった。

あと、これだけは言いたい!ラッセル・クロウ死んでからも出過ぎ笑!!
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