OASIS

マン・オブ・スティールのOASISのレビュー・感想・評価

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
4.0
クリストファー・ノーラン制作、ザック・スナイダー監督というアメコミ映画界最強の布陣で生まれ変わったスーパーマン。

故郷クリプトン星が壊滅し、父に地球に辿り着いた幼少期のクラーク・ケント。
物語はそこからいきなり青年時代へと飛び、過去の出来事を振り返りながら進むという、ほんとにアメコミかというような従来型とは違う作りに少し戸惑った。
これは、クリプトン星で生まれながら、確かに地球人として生きてきた証を刻んで行く道のりの険しさを表現するには良い構造だと思った。
何より養父のケヴィン・コスナー、ダイアン・レインの存在が大きく、彼らがいなければこんなにもドラマチックにならなかった。
ラッセル・クロウ、エイミー・アダムス、マイケル・シャノンらその他の脇役たちも全員素晴らしかった。
アクションもとにかくド派手。
始めて空を飛ぶシーンのスピード感と迫力に感動してしまった。
街をおかまいなしに壊しまくるヒーローってどうなんだと思いつつも、超スピードで展開するバトルには釘付けになった。
その変わり、基本的な攻撃は殴るだけだったりボスとの決着があっけなさすぎたりというのがかなり気に入らない所。
これは本気で「え?これで終わりかよ!」と怒ってもいいと思う。

けれど全体的にはシリーズ第一作目としては大満足の超大作でした。
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