渇き繋がりということでパク・チャヌク監督の「渇き」も観てみたのだが、こちらも血しぶきプシャーなバイオレンス&エロティック満載の映画でした。
直接的な濡れ場はもちろん、血を吸うシーンがまあエロいことエロいこと。
前半は正直退屈だな~と思いながら観てたが、ソン・ガンホがある事件を起こしてから一気に面白くなる。
「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」とばかりに人間を貪るヒロインがどんどん蠱惑的に美しくなっていき、欲望のままに生きるその姿が(恐ろしいことに)とても魅力的に映る。
逆にソン・ガンホが道徳的に自分を律していく様はイライラしてしまうというか・・。
そんな二人が(諦観と共にだが)お互いを受け入れて迎えるラストシーンは非常に美しい。
ストーリー自体に新鮮味は無いが、印象的なシーンが多く心に残る。中でも爆笑必至の3Pシーンは必見!