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映画と恋とウディ・アレンのA000のネタバレレビュー・内容・結末

映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

毎年新作を届けてくれる、しかも「ミッドナイト・イン・パリ」以降また調子が良くなってきて良作をバンバン撮ってる御年80歳の映画職人ウディ・アレンのドキュメンタリー。本人はペシミスティックなキャラだけど圧倒的才能によってライターからスタンダップコメディアン、映画監督へとトントン拍子に事が進んでいく。しかも一作目から映画監督としての権限を全て会社から任せられる恵まれっぷり。女性関係も次から次へと女優と浮名を流すモテッぷり。アカデミー賞授賞式も毎週月曜にやってる趣味のジャズバンドの演奏のため欠席するマイペースっぷり。
ミア・ファローの連れ子と出来てしまって騒がれても本人は気にしない。関係者が全員「頭の切り替えが早い」と言った後に本人も「僕は頭の切り替えが早いんだ」と言ってておかしかった。
映画の最後「子供の頃に夢見ていたことは全て叶え、何もかも得たのに落伍者みたいな気分なのはなんでなんだ」と笑うウディ・アレンがやっぱり憎めない。
今年公開するジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートのコンビでの新作に期待。
まだまだウディ・アレンの映画人生は続く。

追記:2016年現在ウディ・アレンの未成年者への性的暴行疑惑をウディ・アレンとミア・ファローの息子であるローナン・ファローが告発する笑えない事態になっている。ブルージャスミンの時にも告発していたが再度。その件について今年のカンヌでも司会の芸人にネタにされてました。ウディ・アレンはノーリアクションでしたが。まぁこの司会の芸人もスベり倒してたけど。。。カトリーヌ・ドヌーブとのキスはちょっと面白かった。
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