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12人の怒れる男 評決の行方のkoのレビュー・感想・評価

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)
4.5
陪審員制度による判決の話し合いの一部始終。
有罪側の語る事実とは何か。なぜ、時間の事ばかり語るのか。

完全な有罪だった状況から、一つ一つと積み上がって、最後は超えていくけれど、
もし、一つでもなければ、たどり着かなかった。
事実とはなにか?
最後まで隠れたまま、変わってしまった事実もあるんじゃないか
そこを問い直すことの大事さと、難しさがわかる映画。

判決が動く中で、同調圧力はどう変わっていったか?始めと逆の効果があったとも見える。
ただ、頑なに信じる方と、全方向を見ていく方と柔軟なのは後者で間違いない。

一室と白黒という情報が限定される状況が、よく効いてるし、
場面場面で、見所があって、本当によくできてて感動した。
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