陪審員制度による判決の話し合いの一部始終。
有罪側の語る事実とは何か。なぜ、時間の事ばかり語るのか。
完全な有罪だった状況から、一つ一つと積み上がって、最後は超えていくけれど、
もし、一つでもなければ、たどり着かなかった。
事実とはなにか?
最後まで隠れたまま、変わってしまった事実もあるんじゃないか
そこを問い直すことの大事さと、難しさがわかる映画。
判決が動く中で、同調圧力はどう変わっていったか?始めと逆の効果があったとも見える。
ただ、頑なに信じる方と、全方向を見ていく方と柔軟なのは後者で間違いない。
一室と白黒という情報が限定される状況が、よく効いてるし、
場面場面で、見所があって、本当によくできてて感動した。