ジェイティー

アウトローのジェイティーのレビュー・感想・評価

アウトロー(2012年製作の映画)
4.1
スナイパーライフルによる無差別殺人事件が発生、警察の素早い捜査で容疑者は拘束されるも頑なに口を閉し、メモ書きに「ジャック・リーチャーを呼べ」と残すのみ
何者か調べるうちに先にジャック・リーチャーが姿を表す。
リーチャーは捜査の手際の良さ、狙撃スポットの不自然な点などに疑問を持ち地元検事のヘレンと共に事件の裏に隠された陰謀を暴こうとする話。

トム主演作としては割と低予算の本作、
後のミッション・インポッシブルの5〜6作目を監督したクリストファー・マッカリーの手腕を見せつけた一作だと思います。

本作の素敵に思えた部分はウィットに富んだ会話と緩急のつけ方で、この部分はとても心地良く、最後までテンポ良く観れました。
また中盤のカーチェイスはトムのカースタントも勿論素晴らしいのですが、
個人的にカーチェイスで音楽を流さない、またはカーチェイスの折り返しから音楽を流す映画は良い映画だと思っているので本作はまさに満点のカーチェイスでした。

それからトム演じるリーチャーは浮世離れした流れ者で、先の先を考えていたりするキャラクターだったりしたのでいつも何を考えているのか読めない表情をするトムに大変マッチしていました。

締め方もスマートでこれはシリーズ化したら面白いんだろうなぁと思ってば続編観ると拍子抜けしました笑
ですが本作はお薦めです。