「ホラー映画」という触れ込みと、冒頭の展開から、宗教的な恐怖感に体をすくめていたところ、肩透かしを食らう。
原作に忠実であるかどうかは置いておいて、超能力を使って同級生に仕返しするところ以外は、実はありきたりな学園映画の展開を踏襲しただけのように感じた。
また、個人的に登場人物の男の死に方は、ドリフを連想させて笑ってしまった(註:金だらいではない)。
と、いうように客観視が過ぎてしまうのは、盛り上がりに欠ける展開と、平凡な言い回しが一枚噛んでいるからだと思う。クロエ・グレース・モレッツの魅力を引き立てるにはちょうど良かったのかも。
諸媒体で評価が高めなのも、なんだか腑に落ちない。
