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人生の特等席のstandfieldのレビュー・感想・評価

人生の特等席(2012年製作の映画)
3.7
監督  :ロバート・ローレンツ
製作国 :アメリカ
ジャンル:ドラマ
上映時間:111分

<あらすじ>
ガス(クリント・イーストウッド)は長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ年のせいで視力が弱ってきていた。それでもまったく引退する素振りを見せない彼に、チームは疑いの目を向ける。窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、あまり関係が良好とはいえない娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。

<感想・見どころ>

壊れかけていた父娘の絆が取り戻されていく過程を描いたドラマ。

頑固で娘の話に耳を傾けない父親に怒りを覚えつつも、献身的に父親を心配し続ける娘のに心を打たれる。
自分なら碌に子供の世話もしなかった父親の面倒見など真っ平御免だろうが、もしかしたらミッキーと同じように振舞ってしまうかもしれない。どんな嫌な親でも自分の親である事に変わりはない、理屈じゃないんだなーって思わされる。

終盤でガスが真実を語るシーンは胸が詰まる。娘に悟られるのが怖くて仕方なかったんだろうなと思うと切なくなった。

かなり視聴層が上の作品だが、エイミー・アダムスがとびきりの美女だから若造の自分でも最後まで見ることができた。
親子関係に悩む人は一見の価値あり。
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