進藤先生

人生の特等席の進藤先生のレビュー・感想・評価

人生の特等席(2012年製作の映画)
3.5
①「マネーボール」+「ミリオンダラー・アーム」x「クリント・イーストウッド」映画

主演ふたり以外にも出てくる人たちのキャラが分かり易く、物語もスポーツ映画らしいスッキリ爽快な気持ちになれるが…

ここまで綺麗だと少し違和感。
イーストウッドの「わしゃバスで帰るか」で許せますが(笑)

「マネーボール」でDATA重視のブラピと衝突しクビになるスカウトマンは正にこの映画のイーストウッド。
隠れた逸材を発掘する展開は「ミリオンダラー・アーム」
野球のスカウティングに関する面白さが詰まっているので野球好きの私は満足したが原題のままの方が良い。

②イーストウッドの偏屈親父とエイミー・アダムスの親父に負けず野球好きでエリート娘の関係修復がメインだか、私から見れば最初から互いの事を認めているし心配して気遣っている。十分良い親子関係ではないか。

要は夫婦関係と一緒で男があまり話をしないからあれこれ勘ぐってしまい溝が出来てしまう。
分かっていても悲しいかな「高倉健さんのように多くを語らない」のが男の美学なのです。
女性から「阿保か!」と言われる事は分かっております。

③観るまでイーストウッドが監督の映画だと思ってました。

「パパの隣が私の人生の特等席」
「うるっ(泣)」
「THE END」

良かった良かった気持ち良かった!

…あれ、何か違うぞ。

2015/4/4 CS
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