えむる

華麗なるギャツビーのえむるのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
3.9
21/7/18アマプラ
大学時代に原作本を読んで気になっていた映画。読んだのはだいぶ昔だけど原作のイメージと合う映像だったと思う。

ギャッツビーは成功を求めてそれを実現し、その次にずっと夢見てた愛を手に入れようとして叶わなかった。デイジーに対する愛が大き過ぎて自分と居なかった期間も自分を想っていて欲しかったけど実際はそうではなかった。

「女はバカなくらいが幸せ」とデイジーは言い一度は夫よりもかつて愛した男を選ぶかに思えたが、最後の最後にバカになりきれずギャッツビーよりも夫を選んでしまった。現実が見えていたとも言えるし、ただ単に夫とギャッツビーの板挟みから逃げたかっただけの現実逃避とも言える。

愛する人と一緒になれるはず、と信じ、その希望を感じたまま逝けたギャッツビーはある意味幸せだったのかもしれない。

面白かった。
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