ORODIM

華麗なるギャツビーのORODIMのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
4.5
全シーン、色、光、造形、音、めちゃくちゃ綺麗。まずそれだけで十分感動できる。綺麗さで癒される、というのは初めてだ。ファンタジーも混ざってるだろうけど古い時代のニューヨークのファッションや街並みやインテリアなどの美術が最高だと思った。パーティーのシーンのミュージカルみたいな演出が素晴らしかった。全部のシーンが絵ハガキみたいだった。
ストーリーも良かった。レオナルドディカプリオはこういう役がとてもはまっていると思う。やっていることは手段はきわめて壮大だけどその目的はすごくささやかで純粋、みたいな役どころはキャッチミー..と似てるところがあるが、ギャツビーはさらに見終わったあとの余韻が強く愛すべきキャラクターだった。デイジーが最後それをさらに強調させる役回りに転じていたところが切ないし、1発ぶち殴りたい。
全編をとおして友人の独白で構成されているのもよかった。ファンタジックで豪華でせつなく、繰り返し見たい作品。
オリジナルの作品の方も見てみたくなった。
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