このレビューはネタバレを含みます
原作を読んでないが、気になって鑑賞。
デイジーの全てを求めすぎるギャツビー。あれやこれやと手を尽くしデイジーを自分だけのものにしようとする。いままでもこれからも愛しているのは貴方だけと言わせることに必死になる。
一方「過去のことは知らん、5年前は私と出会う前の事だ」といえてしまう夫。過去を受け入れ、それでもいいと言ってくれるのだ。デイジーがどちらを選ぶかの判断はそれで十分だと思った。
とことん理想を追い求めると、どこか現実離れし、地に足がつかず不安定なのだと。そのギャップに苦しむことになるのだと映画を通して教わった。
映画の全体的なヴィジュアルもつかの間の夢、それを体現しているような作品だった。