このレビューはネタバレを含みます
ディカプリオは役者だなぁ。
cg感が嘘さの演出になっていて逆に良かった。
「でも私の方が先に大人になっちゃった」ってこと?
ギャツビーの子供っぽいワガママに主人公は透徹した意志を見てgreatと評するのだなぁ。
なんだかんだと言って折り合いを付けてしまうような大人どもはクソなのだ。そんな汚らしい精神の持ち主達は葬式に来るべきではないし、それによって彼の高潔さは保たれるのかもしれない。
内部にも外部にも存在しない主人公(カウセリングを受けている)がギャツビーのみを称揚するのはそこに自己を投影しているからではなかろうか。主人公の不安定さによって筋書きは全て信用できないものとなる。