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華麗なるギャツビーのmiraのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
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高校生の頃初めて読んだ『ザ・グレート・ギャツビー』。いきがってハッタリかまして生きてきた自分にはそれはもう自分自信のことでしか思えなくて、読み終えて衝撃が走ったのを今でも記憶している。
この作品にレオナルドディカプリオをギャツビー役にしたことと、一見豪華そうに見えるセットが、恐るべき相乗効果を生み作品を一段上へ押し上げている。これまで3Dなんて評価したことなかったが、映像にハッタリかますほど逆にチープに見えてきて、グレート・ギャツビーの虚栄・虚像と言った作品テーマが映えてくるのだ。
バズラーマンはここまで考えて作ったのか知らないけど、現代にディカプリオを使ってこの作品を撮ったのは奇跡のようなものだと思う。

そんな思い入れが強すぎる作品からか、ギャツビーの最初の登場シーン(桟橋で対岸側の光に手を伸ばすシーン)のバックショットで号泣した。
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