みぜ

華麗なるギャツビーのみぜのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
3.5
ディカプリオって、不幸な役が似合う。
ロミオアンドジュリエットのイメージが強いのかもしれない。

I'm Gatby.のシーンが最高にカッコ良くて好き。
映画の中盤辺りまで、みんな知ってる名曲が散りばめられている。

ところどころに出てくるカーテンと窓を絡めたシーン。
執事が揃っているシーン。
映画の華やかさをより一層際立たせてくれている。

煌びやかなパーティに来ていた客が、誰一人として葬式に来なかったというエピソード。
SNS等に象徴されるよう表面的な付き合いが多いと感じる今、考えさせられるものがある。

1920年代のアメリカ。ニューヨーク。
クラシックカーかっこいいし、街の雰囲気も素敵。もっと中身のない映画だと思ってたけど、トータル楽しめた。

気になった点としては、デイジーの旦那さんは、黒人差別的な表現が何度かあった。人種差別と訳されてたけどいたが、黒と白と言っていたり。

デイジーも娘が産まれたとき、
女の子はバカに育て、”美しき おバカさんに”と言っていて、ジェンダーを感じた。

こういう事をモヤッと考えさせられるのも映画を見たからこそ。
みぜ

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