映画はアート芸術か、エンターテイメント娯楽か
どちらでもあるよね。
ただ、僕はアートによりすぎた映画も、エンターテイメントによりすぎた映画も、どっちも苦手ね。まぁ、どちらかと言うとエンターテイメントによった映画が好きかな。
この映画は外面はエンターテイメントによりすぎているように見えるけど、内面ではちゃんとアート面のクオリティもしっかりおさえている感じがするんだよなぁ。そこは犬童一心監督の力でしょう。
野村萬斎主演で直接対峙する相手の大将が上地雄輔、それぞれのお目付役に佐藤浩一と山田孝之。その脇に山口智充、榮倉奈々、成宮寛貴、さらには市村正親。
キャスティングはなんというか芸能界の学芸会って感じよね。狂言界のプリンスにお茶の間の人気者タレント、芸達者なお笑い芸人。映画やドラマが主戦場ではない、話題性重視って感じのキャスティング。でも、、、悪くないんだよな。
ちなみに、登場シーンは少ないけど市川正親演じる豊臣秀吉、僕は好きだなぁ。豊臣秀吉を演じた俳優は数多くいるけど、僕が知っている豊臣秀吉のイメージに一番ピッタリと感じたのは市川正親だな。派手好きで大仰な立ち振る舞い。ピタリときたね
すごーく丁寧に作られたクオリティの高すぎる学芸会のお芝居を見ている感じ。
