わか

ひまわりと子犬の7日間のわかのレビュー・感想・評価

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)
4.0
とあるおじいちゃんとおばあちゃんに飼われていた柴犬から産まれた、3匹の子犬たち。

一匹だけ引き取り手がなく、お母さん犬とおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らし始めます。
それはそれは大切に育てられて、元気いっぱい幸せいっぱいそうで微笑ましい。

ある日お母さん犬は死んでしまい、おばあちゃんも亡くなってしまい、そして施設に入るおじいちゃんともお別れとなってしまう。

この子犬の生い立ちが冒頭の数分間で流れるんだけど、この時点でもう涙が止まらなかった。

そして、時が経って子犬も母犬になり、同じく3匹の子犬たちを産む。
でも、保健所に預けられた彼女たちの命の猶予は残り少なく。。

保健所がどんな所かは知っていたつもりだったけど、いざ殺処分のシーンやそれを毎日のように行っている人たちが居ることを考えたときに本当に本当に辛かった。

すべての犬を救えるわけではないとは分かっているけど、いざ親の立場で子に説明しろと言われたら自分は絶対にできる気がしなかった。
言いたくはないけど、こういう状況で出る言葉は「仕方がない」だと言うことも、大人のズルい言い訳のような気がしてしまって苦しかった。
そして、これは映画だったからひまわりたちだけを見ていればよかったけど、実際の現場ではこんな特別扱いがある訳もなく、命は皆平等であり、常に命の選択を迫られていることを忘れてはいけないと思った。

登場したわんちゃんたちがとにかく可愛いこと、かつて自分も迷い犬を飼っていたことがあるから余計に感情移入をして観てしまった。
やっぱり犬が題材の作品はダメですね。

オードリーANNでよくネタになってる話に関係した作品だったから、軽い気持ちで観てみたらまさかのめちゃくちゃ泣くことになるとは思わなかった。
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