Arlecchino

マリー・アントワネットに別れをつげてのArlecchinoのレビュー・感想・評価

4.1
フランス革命前数日のベルサイユをマリーアントワネットの側近の視線で切り取った佳作です。歴史を知っている観客のためには革命自体を大げさなドラマとして描く必要はない...側近の女性の心情の機微を描く方に力点が置かれているわけです。
女性を1-3人置いた画面の光の使い方が素晴らしく、息をのむばかりです。ラトゥールやカラヴァッジョの絵を見るようです。まあそんな場面ばかり、と言ってしまえばそれまでなんですが^^;

レア・セドゥって、いうほど綺麗じゃないと思うけどハッとする魅力があって目が離せませんね。
ダイアン・クルーガーは確かに美しかったけど、マリーアントワネットとしてはどうかな? 天衣無縫というには若干「理が勝ってる」というか頭がよさそうな感じが邪魔してるんじゃないのかな。
ヴィルジニー・ルドワイヤン、こんなに綺麗だったっけ?
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