YuukiImazu

LOOPER/ルーパーのYuukiImazuのレビュー・感想・評価

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
3.7
久々に鑑賞。
物語の舞台は未来にして、リボルバー銃や年季の入ったダイナーにしろ、映画世界にドンと腰を構えるオールドな雰囲気がたまんない。なので、SF的な世界を期待すると肩透かしをくらう作品で、未来的なアイテム、雰囲気の登場はわずか。現在となんら変わらない世界を舞台にした、地に足の着いた趣のタイムトラベル映画やね。

未来から送られてくるターゲットを始末する男の、ドライで殺風景な汚れ仕事に何ともハードボイルドな渋い香りが漂う。裏の世界から抜け出せない鬱屈した主人公、ギャング、女、ドラッグやらと犯罪映画になくてはならないような出し物が登場するから、この手の映画好きにはたまらない作品じゃないかな。

SF+犯罪映画が見事に溶け合った作風の本作が、『オーメン』を彷彿とさせる展開に。子役の恐ろしい名演は『ダミアン』のよう。
そこにオカルト臭をちょいと感じつつ、『超能力』をフィーチャーした、まさかの後半は呆気に取られる。なかなか個性の強い一風変わった作品だと思う。好きな映画ですね。