春21号

LOOPER/ルーパーの春21号のレビュー・感想・評価

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
3.3
世界観の構築!

SFとしては限りなくシンプルな設定だと思いました。今まであったタイムスリップものに1つ捻りを入れただけでわりとこじんまりと纏められていたと思います。

はい、そのこじんまりとした設定から出来るだけ派手さを抑えながら構築された未来世界が素晴らしかったです。
主人公達の服装や街並み、各美術など
おそらくお金はあまりかかっていないのだと思いますがちゃんと未来の世界に見えました。

しかし、この作品には非常にいけないところがあると思います。
あのクソガキのです。なにあれ?すげ〜馬鹿っぽいんですけど、、、AKIRAがやりたかったの?もうめちゃくちゃ不快でした。

もうこの映画は純映画的な文脈で言えばわりと貧弱です。シェイプアップした作品と設定で乗り切っている作品だと割り切ってカッコいい映像とカッコいいストーリーを追うだけに終始していました。
そこに来て…本当にあのガキ…
マジで誰も止めなかった?台無しだよ…
ほんとに…
春21号

春21号