うどんぼーい

アイアンマン3のうどんぼーいのレビュー・感想・評価

アイアンマン3(2013年製作の映画)
4.0
原作の中でも名エピソードと言われる『エクストリミス』が土台になってるので「面白くないわけがない」と思っていたが、良い意味で期待を裏切られた。もう、原作との設定の相違とか、後半のカット割が速すぎだろうとか、どうでもよくなる程にエンタメ映画に仕上がってた。前評判通りアイアンマンとしてのバトルシーンは少なめだったが、リモートアーマーの着脱やリパルサー・ブーストを巧みに駆使したバトルは密度が濃く「木人は飾りじゃない」と感じた。本来アイアンマンがはらむメタファーは重く暗いものなのだが、それを感じさせないカジュアルな作風の映画化は正解だと思う。余談ですが、原案の『エクストリミス』が映画化を記念し、8年の歳月を経て日本語翻訳化されてますので、アメコミに¥2,600出せる人は、この機会に触れてみては如何でしょうか。映画と違ってだいぶシリアスですが。